2007年2月19日(月)「しんぶん赤旗」

吉田万三さんで都政転換へ

著名１２氏が賛同呼びかけ

　東京都知事選（三月二十二日告示、四月八日投票）に向けて、作曲家の池辺晋一郎氏や経済同友会終身幹事の品川正治氏、和光学園顧問の丸木政臣氏ら各界で活躍する十二氏は、「吉田万三さんとともに都政転換をめざす連名アピール」を発表、賛同を呼びかけています。

　アピールは石原慎太郎知事が「憲法を否定し、女性や障害者、在日外国人などに対して、人権を踏みにじる発言をくり返している」と指摘。「都政の光をあてるべき福祉を切りすて、年寄りや障害者などを泣かせ、学校教育をしめつけて子どもたちを競わせ、選別するなど痛めつけている」と批判しています。

　八兆円を超える大開発をもくろんでのオリンピック東京招致や豪華海外出張、都事業への四男重用の公私混同など、異常な都政私物化の実態が浮かび上がってきたとし、｢いまこそ平和と憲法､人権とくらしを何より大切にする人たちが、都政を変えるために大同団結していくときではないでしょうか｣としています｡

　また、「石原都政の継続を許さず、都民本位の都政を取り戻すために、政党支持や思想・信条の違いを超えて、吉田万三さんへの期待を寄せる」としています。

　呼びかけ人らは、「賛同のお願い」を無党派の著名な人々に送付し、二月末をめどに賛同をつのります。

　呼びかけ人はつぎの各氏です。

　池辺晋一郎（作曲家）、大澤豊（映画監督）、早乙女勝元（作家）、酒井広（元ＮＨＫアナウンサー）、品川正治（経済同友会終身幹事）、杉井静子（関東弁護士会連合会前理事長）、鈴木徹衆（真宗大谷派・乗願寺住職、宗平協理事長）、寺島アキ子（劇作家）、永井潔（画家）、中村方子（中央大学名誉教授、動物生態学研究者）、橋本佳子（弁護士）、丸木政臣（和光学園顧問）。

　問い合わせ先＝革新都政をつくる会０３（５４２７）５８７０