2007年2月19日(月)「しんぶん赤旗」

御代田町長に茂木氏

長野県に共産党員首長2人目


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 長野県御代田(みよた)町の町長選挙が十八日に投開票され、日本共産党前町議で「明るい御代田町をつくる会」の茂木祐司(もてき・ゆうじ)氏(50)が、現職の土屋清氏を破り、初当選しました。長野県内の日本共産党員町長は木曽町の田中勝己氏に次いで二人目です。

 人口約一万四千人の同町では、県内一高い国保税や、県下でずばぬけて多い国保資格証明書発行、下水道や保育料などの引き上げなど、暮らし切り捨てが行われています。

 一方で、同和事業に年四千万円も支出。「解同」(部落解放同盟)に補助金六百万円、「解同」役員の「国際研修」という名の「海外旅行」にも補助しています。こうした町政に町民の批判が高まっていました。同和問題では、昨年十月に現役の担当課長が自殺する事件も起きています。

 このなかで茂木氏は党町議会議員としてタブーを恐れず追及してきました。町長も「圧力や脅し」を認めざるを得ませんでした。暮らし優先、自由に物が言える町、公正な町政のために、「なんとしても町政を変えて」と幅広い町民の声におされて町議四期目の茂木氏が出馬表明しました。

 選挙戦では、保守や無党派の町民を含む二百人を超す町民が立ち上がり、ハンドマイクで宣伝したり、元助役や保守系議員も候補者カーから茂木支持を訴えました。

 当選した茂木氏は「御代田町を変えたいという町民の思いが実りました。選挙中に掲げてきた公約を実現するためには大きな世論と運動が必要です。町民のみなさんと力を合わせてがんばっていきたい。三月議会はその出発点です」と、喜びと決意を語りました。


 開票結果は次の通り。

当茂木 祐司50無新
       四三三三

 土屋  清63無現
       三二一五

(投票率68・61%)


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