2007年2月16日(金)「しんぶん赤旗」

「なくそう貧困・格差―情報ファクス」に続々

派遣「年120万で生活苦」

臨時・嘱託の労組結成


 日本共産党の設置した「なくそう貧困・格差―情報ファクス」に全国から次々に情報が送られてきています。苦しい生活の実態、実態調査の報告、打開のためのとりくみ・運動がびっしりとつづられています。


 青森市に住む男性(57)は「ワーキングプアの実態について」として自らの状況を記してきました。職業訓練を受けながら、仕事を探し、二十社に履歴書を送り、最後にひっかかったのが派遣社員の仕事でした。時給七百二十円。月によって働く日数が変化し、手取りで年にして百二十万円前後。「妻もパートをしていますが、住宅ローンをかかえての生活は厳しい」と訴えています。

 神奈川県に住む七十二歳の男性は「年金収入は月額十万円をきる。切り詰めてどうにかやっているが、もし重い病気にかかったとき、蓄えがなくどうしたらいいのか」と書いてきました。

 三重県の労組役員は、自治体に働く臨時職員・嘱託職員で労働組合をつくり、実態を把握し、打開のために運動を始めたことを伝えてきました。「昨年から全職場を訪問してニュースとアンケート用紙を届けてきました。返信用封筒付きのアンケートには、低賃金・無権利状態で働く仲間の声がたくさん戻ってきました」

 岩手県のさくま敏子党県議候補は、住民から寄せられたアンケートに「高い国保料が払えず、保険証が取り上げられ、妊娠したのに病院にかかることができない」との訴えがあったことに「胸がつまる思いでした」といいます。

 さくまさんは、さっそく解決のために町役場と交渉、分納の意思があることを示し、短期保険証を発行させました。「病院に行ってきたお母さんは、『おなかのあかちゃんは四カ月でした』とうれしそうに報告してくれました」と伝えてきました。

なくそう貧困・格差
日本共産党 情報ファクス・メール
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kenpou25@jcp.or.jp


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