2007年2月12日(月)「しんぶん赤旗」
民青同盟「青年に雇用を」と宣伝
徳島
徳島県の民青同盟は十一日、「人間らしく働きたい、格差社会をぶっとばせ」の全国統一行動に伴う宣伝をJR徳島駅前で行い、十人が参加しました。
宣伝では、シール投票や「まともに生活できる仕事を」の署名集め、全労連の権利手帳をはさんだポケットティッシュの配布に取り組み、ハンドマイクで訴えました。
対話した若い歩行者からは「派遣なので給料は安く、ボーナスももらえていない。将来が不安だ」「サービス残業が多過ぎる。なんとかしてほしい」「職場の労働者の数がぎりぎりで、正社員も含めて有給休暇が取れていない」などの切実な声が多数寄せられました。
北海道
民青同盟北海道委員会は十一日、雪まつり客などで込み合う札幌市大通近くのアーケード街で、仕事の悩みを聞くシール投票やアンケートを呼びかけながら、青年雇用署名を集めました。
シール投票を見て、「全部の不満にシールを張りたい」と言う半年前に調理師の仕事を辞めたという二十歳の女性は、「早朝二時半に出勤して、夜九時まで働いた。全部サービス残業だった」と話しました。
同盟員は、ひどい労働実態を北海道庁に訴えて『働く若者ルールブック』をつくらせたことなどを話しました。女性は「すごいですね。私みたいな人のために頑張ってください」と感動して、署名に協力しました。
コンビニで働き月給七万円だという女性は、「テレビでワーキングプアの特集を見てつらかった」と涙ながらに話しました。薬局で働く男性も署名したあと「応援するよ。政治に声を届けて」と手を振るなど、大きな反響がありました。
宣伝に参加した男性(25)は、日ごろは南空知地域で活動し、財政破綻(はたん)で青年雇用が深刻な夕張市でも雇用署名を集めています。「あたたかい声をかけてもらい、励まされました。地元でも頑張ります」と感想を語っていました。