2007年2月9日(金)「しんぶん赤旗」
安心・暮らせる政治を
中小業者1400人が集会・デモ
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ワーキングプアは若者だけではない―。千四百人を超す中小業者が八日、東京・日比谷公会堂に集い、「許すな大増税・改憲! 働きがむくわれる政治を」と決起大会を開きました。全国中小業者団体連絡会(全中連)の主催です。午前中から省庁交渉、国会議員要請を繰り広げ、大会後、国会請願デモをしました。
参加者たちが締めたそろいの鉢巻きには、白地に赤く「経営危機打開」「憲法九条を守れ」「社会保障の充実を」の文字。青やオレンジ色の法被や「中小業者、庶民が安心して暮らせる政治を」とのゼッケン姿でアピールしました。
大会では、国分稔代表幹事(全商連会長)が主催者あいさつし、「いっせい地方選挙と参院選挙は政治を変え、中小業者、国民の要求実現をかちとる絶好のチャンス」とのべました。東京都知事候補の吉田万三氏が連帯あいさつし、日本共産党の塩川鉄也衆院議員が国会情勢を報告しました。
総務、経済産業、厚生労働、国土交通の各省、国税、金融、警察の各庁、信用保証協会と交渉し、国民健康保険証のとりあげやめよ、特定地域の支援ではなくすべてのまちづくりを支援せよ、庶民増税は中止せよ―など多岐にわたる要求実現を求めました。
全国中小業者団体連絡会(全中連) 中小業者の生活向上、業者運動の促進を目的に一九七二年、二十八団体が集まり結成。全国商工団体連合会、全国保険医団体連合会、全国貸本組合連合会、全国フランチャイズ加盟店協会と、三十一都道府県の地域連絡会が参加しています。