2007年2月4日(日)「しんぶん赤旗」
「柳沢大臣やめさせろ」
京都の女性ら
怒りのパレード
柳沢伯夫厚生労働相が“女性は産む機械”と発言した問題で三日夕、京都の女性らが、柳沢大臣の暴言に抗議し罷免と辞任を求めて京都市内の繁華街をパレードし、七十人が怒りの声を上げました。京都母親連絡会がよびかけました。
京都市役所前(京都市中京区)では、京都母親連絡会の溝内幸子副会長が柳沢発言をきびしく批判。うちわやプラカードを手に、「総理は直ちに柳沢大臣をやめさせろ」「人権無視の大臣は辞めよ」などとシュプレヒコールをあげ、四条河原町(同下京区)まで行進しました。沿道からは若い女性が手を振ったり、いっしょに腕を突き上げる姿が相次ぎました。
右京区の女性教員(55)は「戦前の古い人間観で、人権感覚が問われる。そんな大臣がどんな行政をやるのか疑問を持つ。すぐにやめるべきだ」と話していました。日本共産党の成宮まり子・京都国政委員長(参院京都選挙区候補)や女性議員が参加しました。