2007年2月4日(日)「しんぶん赤旗」
インターネットのいま(9)
新鮮な情報の提供めざし
開設から11年
日本共産党がホームページを開設したのは、いまから十一年前、一九九六年四月です。「私はバリバリのオールドリベラル(ということは保守)だがざっと、ホームページを見たら、情報公開に程遠いはずの共産党に一番好感をもってしまった。何しろ情報が新鮮だし、来るべき総選挙の公約も一番焦点が合っている」(「毎日」九六年九月十九日付夕刊)――当初は、毎日「しんぶん赤旗」の記事を数本掲載するだけでしたが、マスメディアでもこう評価されました。
現在、党ホームページは、リアルタイムで党の動きや主張を伝えることに力をいれています。気迫のこもった委員長、書記局長の衆参代表質問は、その日のうちにホームページにアップし、「柳沢発言」問題では、罷免の申し入れをおこなった志位委員長の映像を、テレビニュースが伝えるまえに掲載しました。また、雇用問題で、相談のメールを寄せてもらい、弁護士、労働組合役員、国会議員がアドバイスをする「若者に仕事を」コーナーは、〇三年以来約一千通の相談が寄せられるなど、双方向型になるよう努力しています。
「しんぶん赤旗」記事を日々十―十五本程度掲載し、タイムリーな情報を提供するとともに、編集局長の映像でのあいさつをはじめ、政治、国際、社会など各面の特徴を紹介し、紙面の魅力を伝えています。日本棋界の若手登竜門・新人王戦のコーナーには一万八千百三十のアクセス(昨年十月)がありました。
メールによる「しんぶん赤旗」購読申し込みも年をおうごとに増えています。
ホームページ開設は、党本部にとどまりません。「県議選が近づくにつれてアクセスが増え、投票翌日には最高になった」(茨城・北部地区)、「地方議員のリレーブログや青年ブログを掲載」(埼玉・北部地区)、「支部のみんなが交代で記事を書いている」(金属関係・職場支部)、「町の名所を紹介し、問い合わせが急増」(長野・地域支部)、「ホームページで労働相談のコーナーをもうけている」(兵庫・職場党委員会)――議員・候補者にとどまらず、ホームページの開設は全国に広がっています。(おわり)