2007年2月3日(土)「しんぶん赤旗」
柳沢厚労相は辞めよ
15女性団体が共同行動
「女性たちの怒りは収まらないぞ」「辞任させるまでたたかおう」―。柳沢伯夫厚生労働相が「女性は子どもを産む機械」と発言した問題で二日、柳沢大臣の辞任を求め、十五の女性団体らが共同で国会と厚労省へ要請行動を行いました。
日本婦人団体連合会(婦団連、堀江ゆり会長)の呼びかけで行ったもの。団体や個人六十人が参加し、厚労省や各政党に要請書を手渡しました。
国会前では横断幕をかかげリレートーク。婦団連の堀江会長は、「世界的に認められている性の自己決定権を真っ向から否定している。国際問題にも発展しかねない」と批判しました。
「働く女性の七割は出産を機に退職を余儀なくされている。こうした問題こそ政府がとりくむべきです」(全労連女性部)、「戦争するための人づくり発言だ。子や孫たちにこんな社会を残さないため、女性たちは思想の違いを超えて抗議しよう」(婦人民主クラブ)、「人間全体を侮辱する発言です」(日本母親大会連絡会)と怒りの声が響きました。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、小林みえこ参院議員も参加し、激励しました。
デモや要請行動に初めて参加したという女性(25)は「腹がたってしょうがない。だまってられないと一人で参加しました。辞職させるまで声を上げていきます」と話していました。