2007年1月29日(月)「しんぶん赤旗」
改憲手続き法案に反対
民放労連臨時大会終わる
民放労連(日本民間放送労働組合連合会)の「第一〇四回臨時大会」が東京都内で二十七、二十八の両日開かれ、最終日に「大会アピール」を採択しました。
この中で、「平和な社会でこそ言論と表現の自由は保障される」として「改憲への動きを阻止し、『放送』を改憲に動員する国民投票法案に断固として反対する」と表明しました。
井戸秀明書記長は、「放送現場に大きな影響が出てくる問題です。改憲手続き法ともいわれる、この法案に反対することは放送労働者の組合の責務」と述べました。
テレビ局と下請け制作会社の労働条件の格差も深刻な問題となっていることから、「大会アピール」は偽装請負の「撲滅と企業内最低賃金制度の確立」を求めています。 「あるある大事典II」のねつ造問題では、「社会的影響力を持つ公共の電波という国民の財産を負託された放送局だからこそ、言論・表現に重大な責任を負っていることを忘れてはならない」と呼びかけました。