2007年1月29日(月)「しんぶん赤旗」
厚労相「女性は産む機械」
大臣の資格欠く
市田氏批判
日本共産党の市田忠義書記局長は二十八日、柳沢伯夫厚生労働相が女性を「子どもを産む機械」と発言したことに対し、次のようにコメントしました。
絶対に許されない発言だ。後で取り消したというが、最初の発言が本音だ。厚生労働大臣としての資格に欠ける。辞任に値する重大発言だ。
少子化対策というのなら、安心して子どもを産み育てられる環境をつくること、結婚したくてもできない、子どもを産み育てられないワーキングプア(働く貧困層)をなくすことこそ政治の務めではないか。
この問題で自民党の中川秀直幹事長は同日の民放番組のなかで「本人がすぐに言い直し、釈明した」とのべ、責任を問わない姿勢を示しました。
柳沢厚労相は二十七日の松江市内での会合で、「女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言しました。