2007年1月26日(金)「しんぶん赤旗」
インターネットのいま (2)
共産党たびたび話題に
多彩な入り口
いま、インターネットでは、ブログ(個人によるネット上の公開日記)を書くことが大流行し、今年三月には、のべ七百八十二万人がブログをもつと予想されています。こうした数百万のブログから、さまざまな“口コミ情報”が発信され、日本共産党の話題がたびたびとりあげられています。
フリーターや派遣、請負などとして過酷な労働を強いられている若い世代が、昨年十月に、市田書記局長が国会質問でおこなった「偽装請負」の追及に、ネット上でも敏感に反応しました。「製造業でのピンハネの実態。これでは奴隷と一緒だ」「女工哀史のような工場の現場のひどい非正規雇用の労働実態を加速させた政府の責任追及はわかりやすかったです」「へたなドラマよりよっぽどおもしろい」「次の選挙は、共産党に入れちゃうぞ」など、二十を超えるブログがとりあげました。
それだけではありません。「最近、共産党の人が街頭演説を熱心に行っています。政策の内容そのものには共感できる点もある」と街で見つけた日本共産党を紹介してくれたブログもあります。
昨年十一月の赤旗まつりに出演したロックグループ“ソウル・フラワー・ユニオン”。そのファンたちが、自分たちのブログに「赤旗まつり」を紹介してくれています。「一九六九年のウッドストックのよう」「共産党員の人たちも盛り上がってましたね」「(ほかの)ライブでは絶対見られない、オジサマ、オバサマも聴いていた人たちが立ち上がって踊ったり…」
六百万人が参加し、いま話題のソーシャル・ネットワーキング・サービス(友人・知人で集まってつくるネット上のサークルのようなもの)には、ソウル・フラワー・ユニオンを共通の趣味にするグループがいくつもあって、二千人を超す人が参加しているものもあります。そこでも、「赤旗まつり」が話題となりました。
多彩な要求を入り口に、日本共産党が話題になり、それぞれの言葉で語られ、それを多くの人が読んで広がっていく――こんな現象は、インターネットで生まれているのです。(つづく)