2007年1月26日(金)「しんぶん赤旗」
参院に憲法調査特
共産党反対
参院は二十五日の本会議で、改憲手続き法案を審議する憲法調査特別委員会の設置を自民、公明などの賛成多数で議決しました。
日本共産党は、改憲手続き法案は、憲法九条改悪と地つづきの悪法だとして、特別委員会の設置に反対しました。
民主党、社民党も反対しました。
同特別委員会の設置をめぐっては、与党側が議院運営委員会理事会の場で再三にわたって設置を要求。民主党は、改憲手続き法案が衆院を通過し、参院に送付されてくれば設置にやぶさかではないとし、格差問題に関する特別委員会の設置も同時に認めるなら、国会冒頭に憲法調査特別委員会を設置することにも賛成するとの姿勢を示しました。しかし、与党側が格差特別委員会の設置を拒否したため、民主党は反対しました。
与党と民主党は、実務者レベルでは改憲手続き法案の「修正方向」で大筋で合意しています。民主党の枝野幸男党憲法調査会長は、五月三日の憲法記念日までの成立に言及するなど、与党と民主党で法案の成立を推進する動きが目立っていました。
このほか、同日の本会議では、災害対策、沖縄・北方、倫理選挙、拉致問題、ODAに関する各特別委員会の設置を全会一致で議決しました。