2007年1月20日(土)「しんぶん赤旗」

おばあちゃんの平和旅団

議員らに

イラク撤兵を訴え

ワシントン


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(写真)イラク戦争で息子を亡くしたエレインさん(中央)の話に耳を傾けるおばあちゃんたち。左端はクシニチ議員=18日、米議会内(鎌塚由美撮影)

 【ワシントン=鎌塚由美】イラク駐留米軍の即時撤退を求めて活動している反戦女性組織「おばあちゃんの平和旅団」は十八日、首都ワシントンの連邦議会に集まり、「新議会は国民の声を聞け」と議員に訴えました。

 全米二十一州から集まったおばあちゃんたち約百人は、上院議員(百人)の各事務所を訪問。イラクから速やかに撤退をと要求し、議会が戦争資金を承認しないよう訴えました。

 行動を前に議会議事堂内で開かれた記者会見では、大統領選挙への出馬を表明しているクシニチ下院議員(民主党)が、「戦争拡大に反対するだけではなく占領を終わらせなくてはならない」と訴え。「本当に戦争に反対するのなら、戦争資金を承認することはできない」と語りました。

 このほか、アフガニスタン戦争容認決議に唯一反対票を投じたバーバラ・リー下院議員(同)や、イラク開戦承認に賛成したのは「間違いだった」と表明してイラク撤兵を求める議員団に加わったアルバート・ウィン下院議員(同)が駆けつけ、激励しました。

 ニューヨーク市で活動するキャロル・ヒューストンさん(75)は、ブッシュ大統領の戦争政策に反対する議員が増えてきているのは「国民世論に気づき始めたから」だと語ります。「(昨年十一月の中間選挙で示された)戦争終結を求める国民の負託に議会はこたえるべきです」と話しました。

 アラスカなど十一の州でも地方議員への要請行動が実施されました。


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