2007年1月18日(木)「しんぶん赤旗」
党議員団金権・腐敗追及委開く
疑惑の調査さらに
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日本共産党国会議員団は十七日、金権・腐敗政治追及委員会の今年初めての会合を国会内で開きました。佐々木憲昭衆院議員(責任者)、井上哲士参院議員(事務局長)、穀田恵二国対委員長・衆院議員のほか、笠井亮、高橋千鶴子、吉井英勝各衆院議員、紙智子参院議員と関係秘書が出席しました。
会合では井上事務局長が、昨年末から連日のように、閣僚や幹部を含む自民党議員や民主党幹部のカネをめぐる新たな疑惑が噴出していることをあげ「通常国会での追及に向けてさらに取材、研究、調査すべき点を明らかにしたい」とあいさつ。議員の口利き、巨額の事務所経費問題や官製談合などについて担当者から報告を受け協議しました。
事務所費の問題では「自民党からは『制度が悪い』という流れが強まっているがそれで済まされない」「制度の抜け穴を利用して不透明な支出がされている」など、今後の追及点について話し合われました。
また日本経団連が十日に発表した二〇〇七年版の政党評価基準「優先政策事項」で、法人実効税率引き下げや憲法改定を露骨に示していることにふれて「国民への増税問題の背景には財界の政策買収の実態があることをセットで示していくことが大事」などの意見が出されました。