日本共産党

2002年12月28日(土)「しんぶん赤旗」

青年層の失業率9.5%

沖縄が最悪

県別失業率を公表

総務省


都道府県別完全失業率
   (2002年9月、%)
全 国
5.4
北海道
5.8
青 森
4.2
岩 手
3.9
宮 城
4.8
秋 田
4.1
山 形
3.1
福 島
4.4
茨 城
4.3
栃 木
4.3
群 馬
4.6
埼 玉
6.0
千 葉
5.3
東 京
5.9
神奈川
5.8
新 潟
4.1
富 山
3.7
石 川
3.8
福 井
3.5
山 梨
3.8
長 野
3.5
岐 阜
4.0
静 岡
4.5
愛 知
4.4
三 重
4.1
滋 賀
4.8
京 都
7.0
大 阪
8.6
兵 庫
7.4
奈 良
7.0
和歌山
6.1
鳥 取
4.5
島 根
3.5
岡 山
4.6
広 島
4.8
山 口
4.4
徳 島
4.8
香 川
4.6
愛 媛
5.0
高 知
5.3
福 岡
6.6
佐 賀
4.8
長 崎
5.3
熊 本
4.9
大 分
4.5
宮 崎
5.5
鹿児島
5.0
沖 縄
9.3

 総務省は二十七日、公式の調査としては初めて、都道府県別の完全失業率を発表しました。目を引くのは十五―二十四歳の青年層の高い失業率で、全国では9・5%、沖縄では20・8%と五人に一人が完全失業者になっています。

 この調査結果は、同省が五年ごとに実施している「就業構造基本調査」で明らかになったもの。ことし九月時点の国民の就業状態を都道府県別に集計しており、「今回は特に、毎月の失業率を明らかにする労働力調査と同じ項目を設け、本体集計(来年九月まで)に先立ち、急いで集計した」(同省統計局)としています。

 全年齢では、沖縄県が全国平均の完全失業率(5・4%)を大幅に上回る9・3%で最悪。以下、大阪府8・6%、兵庫県7・4%と続いています。全国最低は山形県の3・1%。年齢別では十五―二十四歳層が深刻で、沖縄に続き高知県18・8%、愛媛県16・3%などの四国地域、大都市部では大阪府14・0%が高率です。

 総務省が同時に発表した十一月の労働力調査によると、全国の完全失業率は5・3%で前月より0・2ポイント低下、完全失業者数は三百三十八万人で一年前より十二万人減りました。しかし、小泉流「改革」が加速すると雇用情勢のいっそうの悪化は必至です。


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