2002年12月27日(金)「しんぶん赤旗」
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「東京大学小柴昌俊名誉教授ノーベル物理学賞受賞記念祝賀会」が二十六日、東京都内のホテルで開かれ、小柴さんの旧制一高時代の友人である、日本共産党の上田耕一郎副委員長も招かれ、出席しました。
小柴さんは、上田さんを満面の笑みをうかべて歓迎。上田さんが「『読売』の読者が選んだ十大ニュースでは、ノーベル賞ダブル受賞がトップだったよ」と伝えると、小柴さんが「へえ、そうかい」と応じるなど、親しく言葉をかわしました。
会場は数百人の東京大学関係者で盛況。会場内に飾られたノーベル賞のメダルと賞状の前には、人だかりができました。
謝辞にたった小柴さんは、「今後も五年後、また五年後と、カミオカンデからノーベル賞が出ると、私は信じています。そうした、息の長い基礎研究を、みなさんどうぞかわいがってください」と述べました。