日本共産党

2002年12月19日(木)「しんぶん赤旗」

サービス残業是正

兵庫県で18億円

日誌で告発


 サービス残業(ただ働き)の是正について兵庫労働局は十八日、厚生労働省がサービス残業根絶の通達をだした昨年四月からことし九月までに、兵庫県内の四十一企業で、労働者七千四百十三人に総額十八億二千六百五十四万円の未払い割増賃金が支払われたことを発表しました。(支払い額百万円以上の企業を対象としたもの)

 支払われた額は、全国の総額の22%をしめ、都道府県では東京都に次ぐ多さ。一千万円以上を支払ったのは九企業で、対象労働者は五千五百九十九人、金額は十七億二千九十一万円です。

 これらは労働者の告発や日本共産党職場支部のたたかいが実ったものです。党委員会が残業日誌をつける運動をすすめ、それをもとに労基署に告発し、ことし三月に七百人に未払い賃金約七千万円を支払わせた三菱電機伊丹、尼崎両事業所のたたかいをはじめ、昨年四月以降だけでも、党支部の奮闘で、三菱重工高砂、川崎重工明石、同神戸などで次つぎとサービス残業を是正させ、未払い分を支払わせてきました。

 また、大沢辰美・日本共産党参院議員がくりかえし労基署に出向いて労働者とともに是正を要請するなど、党国会・地方議員が奮闘してきました。


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