2002年12月18日(水)「しんぶん赤旗」
日本民主青年同盟は十七日、東京・渋谷駅前でイージス艦派遣に抗議して宣伝しました。「あなたはどう思う? イラク問題」と書かれたシール投票ボードの前で足を止め、熱心に話しこむ若い人の姿が目立ちました。
「詳しいことは分からないけど、戦争は反対」と話すのは千葉・船橋市の渡辺竜也さん(17)=高校生=。「平和とかあんまり考える機会はないんですけど、(イージス艦派遣で)日本が戦争に協力して、第二次世界大戦の繰り返しになったらいやです」
同盟員の説明をじっと聞いていた東京・目黒区の石橋有紀さん(22)=フリーター=は、イージス艦を派遣した日本政府に対し、「平和がいいに決まっているのに、どうしてそういうことをするのか、頭が混乱する」といいます。「私たちはもっと戦争について知る必要がありますね」と話し、小泉首相への一言メッセージに「(平和への)リーダーシップを発揮してほしい」と書きました。
イージス艦の派遣について初めて聞くという人が多数でしたが「なんでそうなっちゃったんですか」と聞きかえす男子学生(22)もいるなど、多くの青年がまじめに受けとめていました。
宣伝は、十八歳選挙権の実現を求めるとりくみの一環です。その時々の情勢を踏まえた訴えをしています。