2002年12月14日(土)「しんぶん赤旗」
経済産業省・中小企業庁は十三日、今年度補正予算案に盛り込む中小企業セーフティーネット(安全網)対策事業の概要を発表しました。歳出総額は四千五百億円で、中小企業が金融機関から融資を受ける際、都道府県の信用保証協会が債務保証する信用保証制度の拡充が大半を占めます。
内訳は、(1)中小企業の資金繰り支援を目的にした「資金繰り支援保証制度」の創設などにより、保証供与枠を十兆円追加する対策(二千二百億円)(2)企業倒産の増加で弱体化している信用保証制度の再保険原資の強化(二千億円)―など。
「資金繰り支援保証制度」については、日本共産党の西山とき子参院議員や塩川鉄也衆院議員などが「既往の保証付き融資の借り換えを認めてほしい」との中小企業・業者の要求を受け、各委員会で求めていたもの。市田忠義書記局長も参院代表質問で要求していました。