2002年12月12日(木)「しんぶん赤旗」
自民、公明、保守の与党三党と民主、自由両党は十一日の衆院有事法制特別委員会理事懇談会で、十二日に委員会を開き、与党側が提出していた武力攻撃事態法案など有事三法案の「修正」案の趣旨説明を行うことを決めました。日本共産党、社民党は反対しました。
与党側は、次期通常国会に向け、政府案である有事三法案を継続審議にする構えです。野党四党は政府案には一致して反対する立場をのべました。
与党側が、動議で「修正」案の趣旨説明を行うと提案したことにたいし、日本共産党の木島日出夫議員は「『修正』の中身は、武力攻撃が発動される『武力攻撃事態』の定義にかかわる問題や、テロや不審船対策などを法案のなかに持ち込んでいる。これは、与党みずから政府案の欠陥を認めたものであり、姑息(こそく)な『修正』で取り繕えるものではない。撤回すべきだ」と主張しました。