日本共産党

2002年12月12日(木)「しんぶん赤旗」

ハリウッド俳優ら米大統領に書簡

“イラク攻撃やめよ”

マーティン・シーンさん会見


 【ニューヨーク10日遠藤誠二】イラクへの戦争計画に反対するハリウッドの映画俳優らが十日、ブッシュ大統領にあてた書簡を公開しました。

 書簡を公表したのは俳優ら百人が参加するキャンペーン組織「戦争なしに勝利をめざす団結する芸術家」。「戦争でなく外交による努力」でイラク問題の解決を主張しています。

 書簡賛同署名者には、人気テレビ番組「ザ・ホワイトハウス」で大統領役を演じるマーティン・シーン氏、テレビ番組「M・A・S・H(マッシュ)」のマイク・ファレル氏、アカデミー女優のヘレン・ハント、キム・ベイシンガー、ジェシカ・ラングさん、そのほか、スーザン・サランドン、ミア・ファロー、マット・デイモン、イーサン・ホーク、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマンさんなど第一線で活躍する俳優が名を連ねています。また、退役将官のユージン・キャロル氏、元イラク駐在米大使のエドワード・ペック氏も署名しています。

 書簡は、イラクへの大量破壊兵器査察に支持を表明するとともに「イラクへの先制的軍事侵略は、人道上の損害を増加させ、米国への憎しみを刺激し、テロ攻撃の可能性を増大させ、経済に打撃を与え、米国の道徳的評判に傷をつける」と指摘。十日、ロサンゼルスでの記者会見でシーン氏は、「ブッシュ大統領はフセイン大統領の首を父親(湾岸戦争を始めたブッシュ元大統領)に手渡したいのだろう」と痛烈に批判しました。


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