日本共産党

2002年12月10日(火)「しんぶん赤旗」

保団連集会

医療費負担増凍結を

6府県・31地区 医師会など賛同


 「高齢者の医療費窓口負担を元にもどし、来年四月予定の健康保険三割負担、保険料値上げの凍結」をもとめ、全国保険医団体連合会(保団連、室生昇会長)は八日、東京都内で決起大会を開きました。開業医ら二百四十人以上が参加。栃木、神奈川、愛知、滋賀、兵庫の各県医師会、大阪府歯科医師会と三十一地区医師会・歯科医師会および日本病院会、日本動脈硬化学会、日本患者・家族団体協議会などから賛同メッセージが寄せられました。

 大会では「十月に心臓病の夫(85)とリウマチの妻(74)に入院をすすめたが、『今月から医療費があがり、経済的余裕がない』と断られ、自宅で相次いで死亡。いずれも死後、ヘルパーの訪問で発見された。入院していたら、助かっていただろう」(福岡県)など、負担増による深刻な事例が報告されました。

 決議は「高額な薬剤を使用する場合や在宅医療では、月一万円を超す負担となっている。在宅酸素療法の中断の申し出などが相次ぎ、まさに命を削る事態」と告発。「医療費負担増の見直しと診療報酬の再改定を要求」しています。

 「政府の唱える財政主導の医療制度改革から国民の医療と福祉を守るため、医療界が一丸となり国民とともに奮闘いたしましょう」(滋賀県医師会長)などのメッセージが寄せられました。日本共産党から小池晃参院議員があいさつしました。


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