日本共産党

2002年12月1日(日)「しんぶん赤旗」

荒木栄の歌大合唱

うたごえ祭典 “明るく元気でる”


写真
ステージいっぱいにうたう「日本のうたごえ祭典in福岡」音楽会=30日、福岡・北九州市

 「2002年日本のうたごえ祭典in福岡」二日目の合唱発表会が三十日、北九州市の八幡市民会館など二会場で開かれました。夜は同市の九州厚生年金会館で「音楽会I〈ひびき〉」。ことしは福岡が生んだ労働者作曲家・荒木栄の没後四十年で、「心はいつも夜明けだ」など荒木曲を約三百人で大合唱しました。この日は計約四千四百人が参加しました。

 豪壮な和太鼓の音も響いた音楽会では、笠木透さんとうたごえ合同、幼稚園での組合つぶしとのたたかいを描いたミュージカルなど多彩なプログラム。被爆者・渡辺千恵子さんの平和の願いを歌った「合唱と語りによる構成組曲〈平和の旅へ〉」の語りは、俳優の日色ともゑさんが担当しました。大阪・堺市から参加した女性会社員(29)は「荒木栄の歌は、パッと明るくなる歌ですね」と話していました。

 合唱発表会「女性の部」では、長崎県の「新婦人コーラス花の輪」が、黒装束に赤・錦の肩掛け、長ラッパなどで長崎の祭「おくんち」の華やかな雰囲気を表わす歌を披露し大きな反響をよびました。衣装工夫の中心になった森川恵美子さん(56)=医療事務員、長崎市=は「『おくんち』を知ってほしくて、みんなで作りました。荒木栄の歌は元気がでるし、うたごえの原点。参加が多く、いい雰囲気でよかったと思います」と話していました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp