2002年11月23日(土)「しんぶん赤旗」
すべての大学・短大に認証評価機関の評価を義務付ける「改正」学校教育法が二十二日の参院本会議で、自民、公明、保守の与党三党と民主党などの賛成多数で成立しました。日本共産党は反対しました。
これに先立つ二十一日の参院文教科学委員会で、日本共産党の畑野君枝議員は、認証評価機関について、高等教育の質の向上を目指し、独立した全国レベルの評価機関を規定した「二十一世紀に向けての高等教育世界宣言」(ユネスコ九八年採択)に反すると主張しました。
畑野議員は、「国からインデペンデントな(独立した)評価機関を作ってほしいと参考人も述べている」と指摘。法案は認証評価機関の基準の細目まで文部科学大臣が定め、資源配分機関もその評価を参考にするとしており、国からの独立は保障されないと述べ、認証評価機関は認められないと反対を表明しました。