2002年11月22日(金)「しんぶん赤旗」
陸上自衛隊の松川正昭・西部方面総監の暴言をめぐり、石破茂防衛庁長官は二十一日の衆院安保委員会で「訓練の意義を理解してもらうために説明しただけ。集会をやめろとはいっておらず、集会・結社の自由は侵していない」しつつ、「(松川総監の発言が)威圧、集会中止の圧力と受けとめられるのなら、問題があったと考えないといけないかもしれない」とのべ、事実関係の調査をする意向を表明しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が「松川総監の暴言は憲法に保障された集会・結社の自由という国民の権利をじゅうりんするもの。松川氏への厳正な処分、発言の撤回を要求する」と追及したのに答えたもの。
小泉親司参院議員も外交防衛委員会で松村龍二委員長に対し、「松川総監が集会中止を求めたのかどうかをふくめ、実際にどのような発言があったのか明確にすべきだ」と要求。
同委員長は「次回の理事会で検討する」と答えました。石破長官も「何がどうだったのか調べる必要がある」とのべました。