2002年11月21日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党国会議員団は二十日、衆院議員会館内で、北朝鮮による拉致被害者への支援、拉致問題の真相解明の現段階などについて政府関係省庁から説明を受けました。
穀田恵二国対委員長(衆院議員)、木島日出夫衆院議員や吉岡吉典参院議員ら衆参十一議員が出席しました。
内閣官房からは拉致被害者や家族に対する総合的な支援策の検討事項の骨子が示されました。議員団からは被害者支援の枠組み、新規立法の必要性や具体的枠組みなどについて意見が出ました。
厚労省からは参考のために、中国残留邦人が帰国した場合の支援策の実態について説明を受けました。
外務省からは、十月の日朝国交正常化交渉の現段階や、「死亡」したとされる拉致被害者の問題での真相究明、五人の拉致被害者の「帰国」にかんする日朝間の約束の内容、拉致被害者が北朝鮮に残した家族の扱いをめぐる取り組みなどについて聞きました。
警察庁からは、政府が認定している十件十五人以外にも拉致被害者が存在する可能性があることから、各都道府県で引きつづき捜査を進めていることなどが報告されました。