2002年11月10日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党長野県委員会の「富士通リストラに反対し雇用を守る対策本部」は九日、長野県須坂市で雇用と地域経済を守る学習講演会を開きました。
富士通のリストラに不安が広がり、「地域経済の問題をやってくれてありがたい」「頑張ってほしい」など、地元経済人が期待するなかでの開催。学習講演会を開くにあたって日本共産党は、商店や企業、業種団体を訪問しました。「月三十万円近くの減収」「地域経済はメチャクチャ」という話が返ってきています。
この日、富士通の労働者、商工会議所役員や地元商店街の人たち、地方議員、市の幹部職員など九十人が参加しました。
党中央委員会リストラ反対・雇用を守る闘争本部の山下芳生事務局長は、「たたかってこそ明日は開ける」と語り運動を激励。雇用と地域経済を守る展望とともに、大企業だけに頼らない地域経済活性化策をつくろう、と提起しました。
参加者からは、「私は農業委員で、まち起こしにも取り組んでいるが、なかなか大変だ。ぜひ共産党に力になってほしい」との発言がありました。「小泉内閣はIT産業で活性化を、といった。そのIT産業がリストラをすすめているので、活性化はないのではないか」の質問も。
山下氏は、党の緊急要求を紹介して、共同を呼びかけました。