2002年11月2日(土)「しんぶん赤旗」
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NTT十一万人リストラとたたかう通信産業労組東日本地方本部は一日、NTT東日本本社(東京・新宿区)前で、「脱法的なリストラをただちにやめよ」と抗議・要請行動をしました。
冷たい雨の中、北海道、東北も含め東日本各地から二百人をこえる通信労組組合員が集まり、「NTTは違法な五十歳定年制をやめよ」「NTTは社会的責任を果たせ」と唱和を響かせました。
主催者を代表してあいさつした通信労組東日本地方本部の黒岩春吉委員長は、「NTTは、来年度五十一歳になる労働者に、『いったん退職し、外注子会社に再雇用に応じよ』と迫ろうとしています。五十歳以下の労働者にも広域配転を強要しようとしている。まさにとめどないリストラだ」ともうけ至上主義のNTTを糾弾しました。
長野から参加したNTT・MEに勤める朝比奈卯一さん(55)は、「会社は、東日本にいる社員約五千人を千人以下に減らす新たな提案をしてきています。理不尽なリストラに歯止めをかけたい」と話していました。
全労連の熊谷金道議長、首都圏各都県の地方労連の代表者らが激励あいさつ。日本共産党の矢島恒夫、春名直章両衆院議員、八田ひろ子参院議員が激励にかけつけ、矢島議員が代表してあいさつしました。
同日夜、都内の全労連会館で通信労組と全労連によるNTTグループ労働者激励集会が開かれました。