2002年10月23日(水)「しんぶん赤旗」
薬害肝炎訴訟の原告団と同弁護団は二十二日、超党派の国会議員でつくるウイルス性肝炎対策研究会の会合に出席。訴訟の意義、深刻な被害の実態と肝炎対策の充実を訴えました。
「治療にはばく大な費用がかかります。医療の充実を政治の力ではかってください」と訴えたのは東北地方の五十代の女性。出産の際の出血でフィブリノゲン製剤を投与されてC型肝炎ウイルスに感染しました。
「(感染者であることを)忘れよう、記憶から消そうと生きてきました。しかし、疲れやすく立っていることも大変な時もあります。今日発症するか、いつ発症するのかと恐怖で苦しく、つらい。国は謝罪をして償ってほしい」と訴えました。
日本共産党からは小沢和秋衆院議員と小池晃参院議員が出席。小池議員は「ミドリ十字と官僚との癒着など薬害を起こした全体像について国会の中で明らかにしていく」と決意をのべました。