日本共産党

2002年10月18日(金)「しんぶん赤旗」

不良債権処理で失業者増

首相支援の集いで懸念の声


 日本経団連、日本商工会議所、経済同友会主催で小泉「改革」を支援する集いが十七日、東京都内のホテルで開かれました。

 小泉純一郎首相が講演し「行財政改革の上に当面、金融改革、税制改革、規制改革、歳出改革の四本柱で進めたい」と「改革」姿勢を強調する一方、「基本的な構造改革を進める上で、有効な分野には大胆かつ柔軟に税金を使う」とのべ、来年の通常国会で補正予算を提出する考えを示しました。

 財界が首相の要請を受けて小泉「改革」盛り上げを図った集会でしたが、参加者との一問一答では「不良債権処理の加速で貸し渋り、貸しはがしがさらに悪化し、失業者が増加する懸念がある」(福島商工会議所会頭)と、早期の補正予算や雇用対策を求める声も出ました。

 


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