2002年10月17日(木)「しんぶん赤旗」
田中康夫知事再選後初めての九月定例長野県議会は十五日閉会し、ダムに代わる治水・利水対策に向けた、基本高水流量の再検証となる浅川、砥川の流量調査費用を含む一般会計補正予算約十九億円を全会一致で可決しました。
日本共産党県議団(六人)は、丸山茂議員が補正予算の賛成討論を行い、田中県政の二年間で公共事業見直しなどにより「普通債(借金)が約四百億円減額となった」ことを評価し、「今後も福祉・医療・教育・環境に重点をおき、生活密着型の公共事業を厳選して行う」よう要望しました。
今県議会は、知事提出の議案のうち、教育委員の人事案をのぞく全議案を全会一致で可決。教育委員の人事案は、賛成多数で文教委員会の決定通り継続審議になりましたが、日本共産党県議団と「無の会」(二人)のほか、県民クラブ(五人)所属の三人が、知事提案に賛成の立場から継続審議に反対しました。