日本共産党

2002年10月14日(月)「しんぶん赤旗」

増税止める運動強く

消費税なくす会総会で方針

会員の思いを大切に


 消費税をなくす全国の会は十三日、東京都内で第十三回総会を開きました。多彩な活動で世論を広げる、会員一人ひとりの思いを大切に活動を活性化させる、との方針を確認しました。

 春山明常任世話人は開会あいさつで、「消費税の減税・廃止を求めるという一点で、草の根の活動を広げよう」と呼びかけました。

 基調報告に立った杵渕智子事務局長は、「増税発言が相次ぐなかで開かれた重要な総会だ」と指摘。「景気を回復させるには、個人消費をあたためることが第一だという声が、会以外でも広がっている。消費税減税で景気回復を、の要求で多くの人と団結できる」と強調しました。会員の創意を生かした「わたしのひと言」はがき運動や、ニュース、文集づくりで、「消費税減税・廃止は、国民の願い」との確信が広がり、会員も増えていると紹介。「現在の会員は百二十八万人余。二百万の会員をめざして、なんとしても消費税を廃止させよう」とのべました。

 通算で百十七回の街頭宣伝を行っている長崎県の会の吉田恒雄さん(72)は、「財源の根拠も示しながら、『黙っていたら大増税』と訴えると、老若男女が署名してくれる。七十八歳の女性は『十月からは老人医療費も上がる。消費税も上がるとは本当ですか。今でもやっと生きているんです』と署名し、クッキーをさし入れてくれた」と発言。

 大阪・堺の宮山台・深阪(ふかさか)地域の会世話人の天野松子さん(59)は、「昨年三月に発足し、毎月の世話人会と宣伝を欠かさずにきた。全会員にニュースを配っている。ニュースを見て友人を誘って宣伝に参加したり、『とても役立っています』とカンパが寄せられたりしている」と語りました。

 常任世話人の一人である日本共産党の池田幹幸参院議員は、「来年には、消費税の引き上げ案が国会に出てくる可能性が非常に高い。なくす会の真価が問われている」と発言しました。

 総会は、「国民のみなさんへのよびかけ」を採択し、世話人二百五十六人、常任世話人十六人を選出。杵渕氏が引き続き事務局長となりました。

 


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