日本共産党

2002年10月13日(日)「しんぶん赤旗」

学問は6年で評価できない

木島議員 金沢大学学長と懇談


 日本共産党の木島日出夫衆院議員は十日、林勇二郎金沢大学学長と国立大学の改革問題で懇談しました。

 国立大学の独立行政法人化問題で、林学長は、これを受けて「法人化準備委員会」を設置、検討していることを明らかにした上で、「高等教育予算を先進国並みに増やし、地方が不利にならないように」と強調しました。

 木島氏は法人化計画にある六年ごとの評価システムを問題視。林学長らは、「学問は六年で評価できないものが多い」「もっと長い単位で評価しなければならない」と述べました。

 教員養成の大学・学部の再編・統合問題で、木島氏は「一県一国立大学の原則が大事」と述べました。「地域に教員を供給する責務がある」「パワーアップが必要」「それにしても教官の人数が少ない」の声が上がりました。

 日本共産党の尾西洋子県議候補は、「三十人学級などゆきとどいた教育をすすめるためにも地元の教員養成大学・学部は必要」と述べました。

 司法制度改革に関して、林学長は、二〇〇四年度から法曹養成機関としての法科大学院(ロースクール)をスタートさせるべく金沢大学法曹会を立ち上げたことを明らかにし、法曹界の国土適正配置を求めました。

 懇談には日本共産党の林紀子参院議員秘書の加藤昭宏氏、広瀬武吉県委員長、秋元邦宏県書記長が同行。金沢大学の中村信一、金子劭榮両副学長が出席しました。

 


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