2002年10月3日(木)「しんぶん赤旗」
医者も患者もへこたれないぞ――高齢者医療の改悪が実施された一日、大きな抗議の意思表示として北海道保険医会(三上一成会長)は、札幌市内で「10・1改悪健保法実施阻止緊急集会」を開催。医療関係者だけでなく患者団体や市民など、会場いっぱいの百人を超す人々が参加しました。
同集会は、北海道歯科医師会、道薬剤師会、道病院協会、道勤労者医療協会、札幌歯科医師会など二十団体が賛同を表明。この間道内で医療改悪反対の医療関係者と市民の連携が太く広がったのを反映し、患者団体、老人クラブ、市民らが共同した集会になりました。
三上会長はあいさつで、医療機関の予想以上の収入減が厚労省の調査からも実証されたとして、「われわれ医療人の怒りは、高まりに高まっている」と怒りをぶつけました。
基調報告で入宇田能順(医科)、田辺隆(歯科)両常任理事は、会場に配った医療改悪に賛成した自民、公明議員の名簿を示し、「採決のとき医系議員はどうしたか、地元議員はどうしたか、これを市民におおいに宣伝してください」と強調。「八割の医師が『医系議員は、除名覚悟で反対すべきだった』と怒っている」とのべました。
「患者負担増の撤回と診療報酬の再改定を強く要求する」とする決議を満場の拍手で確認しました。