日本共産党

2002年9月30日(月)「しんぶん赤旗」

国立大法人化などで懇談

中林、林議員と島根大学長


 日本共産党の中林よし子衆院議員、林紀子参院議員は二十六日、松江市の島根大学を訪ね、吉川通彦学長と国立大学の法人化や鳥取大学との教員養成系学部の再編について懇談しました。中林隆県委員長、佐々木洋子副委員長、尾村利成県議候補が同席しました。

 林議員は党の「国民の立場で大学改革をすすめるための提案」とこの間の国会質問で明らかになってきたことを説明しました。

 吉川学長は、鳥取大学との教員養成系学部再編について、「少子化で教員採用の絶対数が減っており、各県に必ずしもなくてもよいではないか。しかし、広島や岡山に統合されて山陰地方に教員養成機能がなくなることは避けたい。大学そのものの合併は考えていない」と語りました。

 国立大学の法人化では「本当の意味での自主性、自立性を高めること。予算配分などで地方の大学が不利にならないようにしてほしい」とのべました。

 また、学費の値上げが心配されていることについて、「奨学金が本当に困っている人に行き渡るようにしてほしい」とのべました。

 中林議員は「国立大学の法人化は大学の自治を脅かすものであり、大学からもぜひ声をあげていただきたい」と語りました。

 


もどる

機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp