2002年9月2日(月)「しんぶん赤旗」
長野県知事選挙と同時投票の県議補欠選挙は、日本共産党の高村京子候補(48)が上田市区(立候補二)で一万票余の大差で初当選しました。木下まさいく候補(61)=下伊那郡区=は健闘しましたが及びませんでした。
高村候補は、「脱ダムの道でこそ雇用や仕事ができる」「県政を混乱させているのは県政会、日本共産党が伸びてこそ県議会は変わる」「上田から県議会を変えましょう」と訴えました。
地元企業の社長、自民党員、キリスト教牧師など、陣営の経験したことのない広範な支持があり、勝利を得ました。
一騎打ちで敗れた男性候補(45)は、民主党の羽田孜衆院議員の後援会「千曲会」が担ぎ出した人物。上田市長をはじめ羽田派国会議員が総出で支援。「共産党に議席をわたせない」が出馬の動機で、「共産党が六議席になれば議会は混乱する」と叫びつづけました。
高村さんの当選で日本共産党県議団は六議席となり、議案提案権、代表質問権、議会内交渉権をもち、六常任委員会すべてに委員を出すことができます。
◇長野県議補選
【上田市区】1―2 当高村 京子48新 三七四一八 (投票率68・76%) 【下伊那郡区】1―3 木下まさいく61新 一六六四二 (投票率81・71%) ▽共6(5)県政会29(29)政信会9(9)県民クラブ8(8)社会県民連合7(7)無2(2)自1、欠0(2)、定数62。