日本共産党

2002年8月30日(金)「しんぶん赤旗」

地方議員代表者会議

選挙戦勝利へ

志位委員長が報告


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報告する志位和夫委員長

 志位委員長は、今回の会議を開いた二つの眼目―(1)情勢の激動的な特徴を攻勢的につかみ躍進をめざす活動に打って出ること、(2)党議員団の活動を量質ともに情勢にふさわしい水準に高めること―を提起。事前にとった地方議員アンケートに示された声を真剣に受けとめ、それにできるだけこたえる立場で報告したいとのべました。

 そのうえで、「国政の激動―自民党政治の古い枠組みは、新しい世紀に通用しない」「地方政治をめぐる二つの道の対決―新しい変化をとらえた活動の発展を」「選挙戦での勝利をめざして―活動の強化のために」という三つの柱にそって報告しました。

 国政問題では、「国民大収奪と大企業への新たなバラマキ」、米国の“覇権主義の暴走”と有事法制の危険にしぼって報告。

 三兆二千四百億円という史上最悪の社会保障負担増の深刻さと、大企業減税と公共事業バラマキの復活という小泉政治の正体を告発し、そこに「自民党政治の救いがたい経済へのかじ取り不能ぶりがある」として、その転換を求めました。

 また、米国の「国防報告」などに示された先制攻撃戦略や核兵器の一方的な使用など危険きわまる戦略を批判。「イラクへの無法な戦争を許さないたたかいでも、有事法制を葬り去るたたかいでも、新たな正念場を迎える」とのべ、平和のための共同を広げようと呼びかけました。

 地方政治をめぐっては、自民党政治の反動支配のもとで「自治体が自治体でなくなる」という変質が深刻になっているとして、「営利企業」化、「開発会社」化、市町村合併の押し付けと財政切り捨ての三つの角度から解明。同時に、この行き詰まりのなかから自治体らしい自治体をとりもどす新しい希望ある流れが広がっているとのべ、その変化を生きいきと紹介しました。

 選挙戦での勝利をめざす活動では、選挙戦にのぞむ構えなどを提起。住民の目線にたった政策論戦の課題、議員・議員団活動の改善と強化の方向について、アンケートで寄せられた悩みや意見にこたえつつ問題提起しました。

 また、国政でも地方政治でも反動政治の主柱となっている公明党・創価学会の反動・反共のくわだてを撃破する論戦と活動に本腰をいれてとりくむことを提起しました。

 


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