2002年8月16日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党沖縄県委員会の赤嶺政賢委員長(衆院議員)は十五日、県庁内で記者会見し、今秋の県知事選での人選問題などで見解を明らかにしました。伊佐真市党県委員長代理、宮里政秋県議団幹事長が同席しました。
赤嶺氏は、復帰三十周年の節目にむかえる県知事選の意義と同知事選にのぞむ日本共産党の立場、五党協議での「政策合意」と人選問題について解明した「沖縄県知事選挙をめぐる日本共産党の見解」を読み上げました。
知事選の候補者をめぐっては、五党間で「政策を誠実にすすめる無党派」と確認しています。
赤嶺氏は記者団の質問に答え、四党が固執する照屋寛徳氏が社民党の会派に属する参院議員をつとめ、昨年の参院選にも社民党から出馬したことなどから「無党派とはいえないことは明らかだ」と指摘。
これらの政治経歴のなかで同氏が日本共産党との共闘など革新統一に一貫して背をむけてきた人物であることをさまざまな事実で論証しました。
今後のとりくみについて赤嶺氏は、「五党の政策合意は、新基地おしつけの稲嶺県政と日米政府に対決し、新たな基地建設を許さず、県民のくらしを守る革新・民主の新しい県政をつくる団結の大きな旗印であり、この政策で一致するすべての政党、団体、個人と対話し、無党派の知事候補の擁立と勝利のために全力をつくしたい」と表明しました。