日本共産党

2002年8月6日(火)「しんぶん赤旗」

ラブ&ピースキャンペーン 著名人が賛同メッセージ

サッカー森島選手、爆笑問題、坂本龍一さんら

戦わない、傷つけない世界を


 原水爆禁止二〇〇二年世界大会と同時に開かれる青年の平和集会「ピースジャム2002・ヒロシマ」の実行委員会は五日、広島市で記者会見し、ミュージシャンやタレント、サッカー選手などの平和のメッセージ(一次分)を発表しました。

 メッセージは、平和への思いをメッセージカードやオリジナルソング、折り鶴などさまざまな表現であらわそうと、同実行委員会がよびかけている「らぶぴ〜(ラブ&ピース)キャンペーン」に賛同して、著名人ら百四十人から寄せられたもの。国連や核兵器保有国、日本政府などに届ける予定です。一部を紹介します。

サッカーを通して

 森島寛晃さん=サッカー選手=

 広島出身なので幼い頃から原爆のことについてはいろんな人達から話を聞いてきました。そんななかで今回、W杯という大きな舞台を経験してスポーツの素晴らしさを改めて知りました。自分一人ではなにも出来ませんがサッカーというスポーツを通して平和を訴えつづけたいと思います。

考えられる機会に

 爆笑問題=タレント=

 平和でいるかぎり何でも笑いにできる。(太田光さん

 日本は平和なので、自分も含め、こういったことに無関心になりがちです。この機会に今一度みんなで考えられるように、イベントの成功をお祈りしています。(田中裕二さん

悲劇繰り返さない

 大路恵美さん=女優=

 私は戦争や核による被害を体験することなく、今まで過ごしてきました。それは、本当に幸せなことなんだと改めて思うのはこの季節です。そしてまた、その悲劇を二度と繰り返してはならないのだと考えさせられるのも、この季節です。(抜粋)

思いを多くの人に

 東野翠れん(すいれん)さん=モデル、カメラマン=

 「核兵器のない世界」「戦争のない世界」というものを実現したいという思いと、その思いを少しでも多くの人々に伝えるということが平和への道だと信じています。その為にもLOVE&PEACEという気持ちが少しでも多くの人の心に行きとどくことを願っています。

未来世代に平和を

 坂本龍一さん=ミュージシャン=

 戦わない。暴力を使わない。武器を使わない。人間を含めて他の生き物を傷つけない。未来世代に平和で持続可能な世界を手渡そう。

持つだけで破壊力

 山崎隆之さん=将棋第三十一期新人王=

 原爆資料館で原爆によって皮が溶けおちる姿などを見ました。たった一発で何百万の人や多くの生き物を苦しめています。その原爆の何百倍もの威力のある核兵器。持っているだけで破壊力があると思います。

戦さのない世界に

 徳光和夫さん=アナウンサー=

 人間が戦さをするようになったのは9500年前と亡き佐原教授が記していました。人類として誕生してから600万年以上、ヒトは戦争をせず共存共生してきたのです。21世紀の戦さは、17のルールしかないW杯だけでよろしいのでは!(抜粋)

シンプルな種から

 工藤夕貴さん=女優=

 私達が出来る最大の事。広島・長崎からはじめられる平和への一歩。人を愛する事、怒りを捨てて、人を許す努力をする事、そんなシンプルな種から、平和の木は育って行くのではないでしょうか? 全ての人々に愛を…。(抜粋)

 


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