2002年7月23日(火)「しんぶん赤旗」
衆院小選挙区の区割りを「五増五減」に変更することを柱とする公職選挙法「改正」案が二十二日の参院倫理選挙特別委員会で自民、民主、公明、社民、保守各党の賛成多数で可決されました。
日本共産党の井上哲士議員は反対討論で、「五増五減」案が「一票の格差是正という憲法の要請と、小選挙区制との矛盾を浮き彫りにした」と指摘。定数一の小選挙区制では有権者数の調整でしか一票の格差是正ができず、区割り変更になる各地から「数合わせ」の批判が起きていることなど、小選挙区制の欠陥と結びつく重大な問題を持っていると批判しました。