2002年7月12日(金)「しんぶん赤旗」
東京・永田町の国会周辺は十一日、朝早くから「医療法案は国民いじめ法だ。有事法案とともに廃案だ」との医療関係者の訴えが響きました。
飛行機や新幹線などで全国から駆けつけた全日本民医連、医労連の人たちは、台風一過、三三度を超える炎天下、汗だくで委員会傍聴や国会議員への要請、座り込みをしました。
昼休みには、全労連や中央社保協、国民大運動などが主催の議員会館前の集会に合流。国会行動の参加者は七百人を超え、国会議事堂に向かって「採決強行は許さないぞ」「小泉医療改革反対」「有事法制反対」と拳を突き上げました。
長野県松本市の松岡めぐみさん(29)=医療事務=は「お年寄りは、検査になると『いくらかかるの』と聞き、値段をいうと『やめて』と断る。いまでさえ、こうなんです。廃案の一心できました」と語ります。
日本共産党の林紀子、井上美代、富樫練三の各参院議員と塩川鉄也衆院議員が激励し、国会報告をしました。