2002年7月9日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は八日、国会内で定例会見をおこない、長野県の田中康夫知事の不信任決議について「許しがたい暴挙だ」と批判しました。
市田氏は、県民の直接投票で選ばれた知事が公共事業見直しという自らの選挙公約を守って実行している最中に、ダム建設に固執する勢力が自分たちの思うようにならないからといって、県民の審判とまったく離れて不信任にするということ自体、「広範な県民への挑戦だ」と批判しました。そして、全国的に見ても汚職や犯罪といった不祥事以外で不信任をしたところは一つもないことを強調しました。
また、田中真紀子衆院議員(無所属)の公設秘書給与の流用疑惑に関して、同議員を招致し審議する場について質問を受け、与党が主張している政治倫理審査会は本人の弁明の場で、非公開であるとして、「予算委員会という公開で国民の目に見える場所できちんとやるのが筋だ」と述べました。