2002年6月24日(月)「しんぶん赤旗」
国内自動車メーカー九社が国土交通省に届け出た、オートマチック(自動変速)車=AT車=の暴走事故が、五年間で倍増していることが、二十三日までに同省の資料で分かりました。
これは、日本共産党の瀬古由起子衆院議員の求めで、同省が一九九六年度から二〇〇〇年度まで五年間の、メーカー別発生件数を明らかにしたもの。
暴走事故件数は、九六年度が二百五十五件だったのが、年々増加の一途をたどり、二〇〇〇年度は五百九十二件と二・三倍にもなっています。(別表)
同省は、AT車の暴走事故が社会問題化した八四年以降、各メーカーに報告を求めてきましたが、五年分の件数が判明したのは初めて。同省リコール対策室は、事故原因について「メーカーの報告では、ほとんどが運転者の操作ミスで、整備不良もあった」と、メーカーのいい分を紹介するだけで、これらの事故原因究明は行っていません。
日本共産党の瀬古由起子衆院議員の話 運転者から訴えられても、国交省は、自ら調査も立ち入りもしないで放置してきた。現在、運転免許取得者は、七千万人超。メーカーの報告をうのみにするだけで安全は確保されるのか。事故分析・調査を行う、メーカーから独立した第三者機関の設置が必要だ。
5年間のAT車暴走事故件数(国土交通省発表資料から) 96年度 97年度 98年度 99年度 00年度 合計 トヨタ 124 102 146 151 165 688 日産 51 46 65 55 70 287 三菱 11 13 12 49 187 272 マツダ 25 24 33 45 43 170 本田 19 24 21 23 62 149 いすゞ 0 0 1 2 0 3 富士重 11 51 48 31 37 178 ダイハツ 13 15 12 27 23 90 スズキ 1 5 2 2 5 15 合 計 255 280 340 385 592 1852