日本共産党

2002年6月16日(日)「しんぶん赤旗」

政治革新へ出番です

全国革新懇が総会


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新たな運動の強化を確認した全国革新懇第22回世話人総会 =15日、東京・学士会館

 全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は十五日、東京・千代田区の学士会館で第二十二回世話人総会を開きました。全国から各界各層、団体の世話人ら二百人が参加。地域、職場革新懇の代表や日本共産党の市田忠義書記局長が発言にたち、活発な討論を交わし、運動方針を採択しました。

目に見える運動さらに

 小泉政治がスタートした直後、全国革新懇は「国民に多大な犠牲を強いる、危険な自民党政治」と指摘しました。

 運動方針を提起した小林洋二代表世話人は、いまの情勢はこの指摘の正しさが示されていると強調。もはや小泉内閣に政権を担う資格はないとして、国会解散・総選挙を求めました。革新懇運動の強化へ、戦争と平和をめぐり、憲法のおおもとに深くかかわる大問題が起きているいまこそ、「革新懇ここにあり」と国民の目に見える行動を起こすこと、青年の中に政治革新の展望をひろげるために青年向けの行事にとりくむことを提起しました。

 討論では、有事法制反対の多様な行動を各地・各団体が報告。日本婦人団体連合会の代表は意見広告運動にとりくむなかで、ある女性医師が「命と向き合う医師として有事法制絶対反対」と「憲法九条」にちなんで九十九万九千九百九十九円の募金に協力してくれたことを紹介。東京・北区革新懇の代表は、有事法制学習会に青年を誘い、その青年たちが平和サークルをつくり活動をはじめていると報告しました。

 山梨・大泉村革新懇の代表は「私たちの声をお茶の間に」と千七百世帯の村に千五百枚のビラを配布、共感を広げていると紹介しました。


加藤、徳光氏ら24氏メッセージ

 全国革新懇第二十二回世話人総会には、各界の二十四人からメッセージが寄せられました。

 俳優の加藤剛さんは「平和憲法を得て半世紀を過ぎますが、これを持たずして世を去った死者の希(ねが)いはいつも生者に託されているのです。人を殺さぬことは人間の権利、平和こそ人間の権利、と高くうたいましょう」とよびかけています。

 テレビ司会者の徳光和夫さんは「安倍官房副長官の早稲田大学での発言などを聴くにつけ、日本は確実に新たで極端に右傾化しつつあります。人間は“生きている”のでなく“生かされている”という謙虚な気持ちを子どもたちに伝えたい」。

 ジャーナリストの野中ともよさんは「とにかく、ひとこと、『命に勝る正義なし』。これでございましょう」。

 映画監督の羽田澄子さんは「いま日本は大きな曲がり角にさしかかっている気がします。再び戦前の過ちをくり返すことのない道を選択しなければ、と思います。革新懇が力をもつことを期待します」と書いています。

 


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