日本共産党

2002年6月11日(火)「しんぶん赤旗」

食品監視体制強化を

参院委 岩佐議員 違法添加物問題で質問


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質問する岩佐恵美議員=10日、参院行政監視委

 日本共産党の岩佐恵美議員は十日の参院行政監視委員会で、食品衛生法が使用を認めていない食品添加物の違反事件が相次いでいる問題を取り上げ、食品監視体制強化を求めました。

 岩佐氏は、事件をおこした協和香料化学への地元保健所の立ち入り検査は、九七年、九九年に行われていたが、その後、行われていないことを指摘。「今後の検査の実施回数や内容を強化し、企業に対し厳しく対応すべきだ」とし、監視員の体制強化を求めました。

 坂口力厚労相は「政令規定も見直して、本当に安心できるような体制にするにはどうしたらいいかという立場から、検討をしなくてはならない」と答えました。

 岩佐氏は、現行法では合成香料の食品への使用基準や成分表示義務がないことを指摘し、使用基準を定め、食品への香料成分の表示の義務付けを求めました。

 坂口厚労相は、中身が分かるような表示にするよう「検討したい」と答弁しました。

 また岩佐氏は、輸入食品に日本では禁止されている添加物が使用されていた事件が続発していることを取り上げ、検査率の向上と水際検査の強化を求めました。

 坂口厚労相は「二回、三回続けて違反があれば、しばらくの間その国からの輸入は禁止する」などを「食品衛生法の改正時におり込みたい」と答えました。

 


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