2002年5月31日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党国会議員団(左側)に有事法制反対を要請する国際婦人年連絡会の代表=30日、国会内 |
四十七の女性団体が加盟する国際婦人年連絡会は三十日、国会を訪れ、与野党各党に有事三法案の廃案を要請しました。
日本共産党への要請には八人が参加。二十八日の同連絡会の総会で採択された「アピール」を手渡し、「私たちは憲法九条の堅持をかかげている立場から、有事法案の廃案を求めます」と強調しました。日本共産党から穀田恵二国対委員長、児玉健次、木島日出夫両衆院議員、井上美代参院議員が応対しました。
穀田氏は、慎重審議を求める国民世論や野党の共同の力で、与党による公聴会日程の単独議決の暴挙を撤回させた国会情勢を報告。政府・与党の会期延長を許さず、有事法案を廃案に追い込む決意をのべました。
児玉、木島両氏らは、国会論戦で明らかになった法案の危険な内容を説明、「いまが、がんばりどきです」と激励しました。
参加者からは、「憲法と有事法案の関係を政府はどう答弁しているのか」「マスコミはもっと法案の危険な内容を知らせるべきだ」「武力では何も解決しないことを私たち一人ひとりが語っていきたい」という発言がありました。