日本共産党

2002年5月11日(土)「しんぶん赤旗」

大学法人化 抜本的に見直せ

全大教が国会要請、集会

石井議員あいさつ


 全国大学高専教職員組合(全大教、糟谷憲一委員長)は十日、政府が進める「大学の構造改革・法人化」の抜本的見直しを求める国会要請行動を行いました。

 国会内で行われた集会には全国の国立大学、高等専門学校から教員、技官ら約四十人が参加。日本共産党からは石井郁子衆院議員(党副委員長)があいさつしました。

 石井氏は、「文部科学省が大学人の意見を無視して法人化の最終報告をまとめたことは容認できない。小泉構造改革の大学版、大学のリストラであり、大学自治を全面的にじゅうりんし、大企業の利潤第一主義の機械にするもの」とのべ、四月二十日に党が発表した、国民の立場で大学改革をすすめるための提案を紹介し、国民的なたたかいを呼びかけました。

 集会で全大教の糟谷憲一委員長は「最終報告は大学自治と学問の自由をそこない、教職員の身分を不安定にし、大学の発展を阻害するものであり、これにもとづく法人化には反対」と表明しました。

党国会議員団、党本部でも懇談

 参加者は民主、公明、共産の各党の国会議員や本部を訪問し、要請し懇談しました。国会では日本共産党の石井郁子衆院議員、林紀子参院議員と糟谷委員長、三宅則義副委員長ら十五人が懇談。

 日本共産党本部へは佐々木敏昭副委員長ら九人が訪問し、行方克也党学術・文化委員会責任者、岡村宏輔同副責任者らと懇談しました。北海道教育大学岩見沢校からの参加者は、「窓ガラスが壊れても修理費を研究費から出さなければならない」と地方大学の現状を訴えました。

 


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