日本共産党

2002年5月9日(木)「しんぶん赤旗」

ロシア支援室改組も

松本議員のムネオ疑惑追及 外務副大臣が答弁

衆院委


 鈴木宗男衆院議員の秘書らが逮捕されたムネオハウス(国後島「友好の家」)建設工事入札をめぐる偽計業務妨害事件について、日本共産党の松本善明議員は八日の衆院外務委員会で、外務省、支援委員会に共同正犯、少なくともほう助者がいる可能性もあると指摘。発注者であり、解散の方向で検討されている支援委員会が実質的に従属しているロシア支援室の改組を求めました。杉浦正健外務副大臣は「(ロシア支援室の改組も)含めて検討する」と答弁しました。

 松本氏は、入札が不調に終わったのに、再入札をしないで随意契約に移った事例が、他の公共事業ではないことを示し、ムネオハウスの入札問題について外務省に再調査を求めました。杉浦外務副大臣は「さしあたって捜査に積極的に協力し、事態の解明に協力したい」と述べました。

 松本氏は、鈴木氏の関与が指摘されているケニアのソンドゥ・ミリウ水力発電所建設問題で、ケニアの財政の悪化や環境問題を指摘し、事業の見直しを要求。杉浦外務副大臣は「返済能力についても検討の一つ」としながらも、「現在とりやめるという方法ではなく、実施する方向で詰めている」と答えました。

 


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