日本共産党

2002年5月9日(木)「しんぶん赤旗」

国会前で座り込み

医療改悪も有事法制も

国民の命脅かす


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医療改悪反対、有事法制許すなと国会前で座り込みする人たち=8日

 「国民の命をおびやかす医療改悪と有事法制は許さない」――。二つの法案がそれぞれ国会で審議されるなか、全国労働組合総連合(全労連)と中央社会保障推進協議会(社保協)は八日、「医療改悪反対、有事法制許すな! 国会前座り込み行動」を行いました。

 昼からは国民大運動実行委員会も合流、国会前の歩道は約三百人の座り込みで埋まりました。

 全労連の熊谷金道副議長が、「国民の願いは景気と雇用対策であり、安心できる医療や社会保障だ。医療改悪と有事法制を強引に推し進めるのでなく、暮らしを守る手だてこそ、真剣に議論するべきだ」とあいさつ。

 全国保険医団体連合会の室生昇会長は、「二つの法案をめぐり、福祉国家、民主国家の道か、軍国主義にばく進する国家の道かが問われている」と指摘。「平和こそ最大の福祉」と訴えた全国福祉保育労働組合東京地方本部の民谷孝則さん(26)は、「命を守る職場で働く私たちは、有事法制廃案をめざします」と語りました。

 看護師の三村真理子さん(30)は、「戦争で、負傷者の受け入れや、医師、看護師の派遣を強要されれば、国民のための安全な医療はできない」と、座り込みました。

 日本共産党の児玉健次衆院議員が連帯あいさつ。岩佐恵美、八田ひろ子両参院議員が激励しました。

 


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