日本共産党

2002年4月25日(木)「しんぶん赤旗」

准看の移行教育早く

看護制度一本化へ決起集会

衆院議員会館


 准看護師から看護師への移行教育の早期実現を求める決起集会が二十四日、衆院議員会館で開かれました。全国から看護師、准看護師ら約百人が参加、「あと一歩で移行教育が実現できる」との声があふれました。

 「准看護婦だから」と看護婦との間に資格・待遇の格差をつけられながら、日本の医療を支えてきた准看護婦。看護制度の一本化は、看護関係者の悲願です。集会にかけつけたニュースキャスターの黒岩祐治氏は「准看護婦からの一通の手紙がきっかけで、いかに准看護婦制度が矛盾に満ちたものか痛感した。患者にとって満足できる看護のために一日も早く移行教育が実現できるように願っています」と参加者を激励しました。

 日本医労連の田中千恵子委員長は、多くの国会議員に要請し、移行教育署名に党派をこえて九十二人が紹介議員になっていると報告しました。

 日本共産党の瀬古由起子衆院議員、大沢辰美参院議員、民主党の金田誠一衆院議員、桜井充参院議員、社民党の阿部知子衆院議員、無所属の川田悦子衆院議員が激励あいさつしました。

 集会の主催は、日本医労連、全日本民医連、全国看護をよくする会、全国准看護婦・准看護士看護研究会でつくる「移行教育の早期実現を求める中央情報センター」。

 一九九九年、厚生省・移行教育検討会は、経験十年以上の准看護婦・士を対象に移行教育をおこなうとする報告書をだしましたが、開始時期は決まっていません。

 坂口力厚労相は「(移行教育を)いよいよ動かしはじめるようにする」(三月二十日)と日本共産党の小池晃参院議員の質問に答えています。

 


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